築30年の我が家で、ある日突然、子供部屋の壁からトントンと音がするようになりました。
最初は風の音かと思ったのですが、夜になると必ず聞こえてくるその音に、
子供たちは恐怖で怯えて眠れなくなりました。
「もしかして怪奇現象?」と私も恐怖を覚え、一緒に寝てあげる毎日。
正直寝不足の日々が続きました。何とか原因を突き止めようと試行錯誤した結果、
ついにその「トントン音の正体」を見つけることができました!!
子供たちが怖がるトントン音、その正体を探る!
音の発生源を特定するため、夜中に家中を調査しました。
特に音が響いていた子供部屋の壁。
- どこから音がよく鳴っているか?
- 大きな音か?小さな音か?
- リズムは一定か?
- 時間帯は決まっているか?
- 家の外壁が壊れているとことがないか?
- 風や雨の影響はないか?
など、1週間ほど調査しました。
我が家の状況は、壁から小さめのトントン音が夜に鳴ること。リズムは一定ではなく、
ゆっくりの時も早い時も。外壁の壊れはない。晴れている日も音は鳴る状況。
懐中電灯を使いながら慎重に探ると、音が窓付近から聞こえることに気付きました。
窓をそっと開け、網戸を確認すると…
ギャー!!!
と叫んで尻もちをついてしまいました。
なんと、網戸と窓の間に2匹のヤモリがいたんです!!
トントン音の原因は…「やもり」だった!
原因は、なんと網戸と窓の間に入り込んだ2匹のヤモリでした!
小さなやもりたちが窓枠や壁を動き回る際に出る音が、夜の静寂の中で「トントン」と
響いていたのです。やもりの動きが思った以上に力強く、音が壁から聞こえるように
感じられたのかもしれません。怪奇現象を疑っていたので正直ホッとしました。
さて、ヤモリをどう逃がすか・・・。
ヤモリを逃がすのに一苦労
ヤモリを逃がすため、窓をそっと開けましたが、家の中に入ってきてしまいそうで、
それもまた恐怖でした(笑)
そこで、まず窓を少し開け菜箸を使って網戸を少し開ける。
この状態のままだと、我が家のヤモリはピクリともせず。ジーっとしたまま…。
生きているのか?固まったまま? 逃げない……。
手で触って逃がすことなんてできないし。
そして考えついた方法は、窓を少し開けては
ドンッとわざと大きな音をだして閉める!
を繰り返し。ヤモリはその大きな音に反応して、ビクっとしては少し移動(笑)
ひたすら2匹が逃げるまで、「開けてはドンッ」を繰り返すと、やっと逃げました!
その日から壁から聞こえていたトントン音はピタリと止みました。
子供も「もう怖くないね」と安心して眠れるようになり、我が家に平穏が戻りました!
なぜ家の網戸と窓の間に「ヤモリ」が入ったのか?
ヤモリが網戸と窓の間に2匹も入り込りこんだのか?理由を知りたくなりました。
どうやらヤモリの特性や行動を調べてみると、これらの理由が重なって侵入したと考えられます。
網戸や窓に隙間があった
網戸や窓に小さな隙間があると、ヤモリがそこから入り込むことがあります。
ヤモリは体が柔らかく、狭い隙間でも容易に通り抜けられるため、わずかな隙間でも侵入可能です。定期的に網戸や窓枠の隙間をチェックするのが大事です。
我が家はまさしくこのパターンですね(笑)
「網戸をピタっとしめてから窓を閉めること」を意識するように家族で共有しました!
こんなこと気にしてもいなかったですが、意外と大事なんだなぁと改めて思いました。
光に引き寄せられた・虫を追いかけて侵入した
夜間の窓から漏れる明かりに虫が集まるように、ヤモリもその虫を捕まえるために
光の近くにやってきます。そしてヤモリは主に昆虫を食べる生き物です。
家の明かりに引き寄せられた蚊や小さな蛾などが窓付近に集まり、それを捕食しようと
するヤモリが網戸と窓の間に入り込んだ可能性があります。
特に夜間は虫の活動が活発になるためヤモリも活発に動き回ります。家の明かりが
ヤモリの活動を誘発し、結果として網戸と窓の間に入り込んだと考えられます。
実は、これも我が家には思い当たる節があったのです!
同じ時期に同じ窓付近で小さな虫の死骸が見つかることがあって、「気持ち悪いね…」
と子供と話していました。この窓は勉強机が置いてあり、夜遅くまで勉強机の明かりと
蛍光灯をつけていた場所でした。小さな虫の大量発生でも悩んで解決した記事も
あるので是非こちらも見てみてくださいね^^(どんだけ虫に悩まされたか…泣)
ヤモリの特性を知る
ヤモリの特性をまとめてみました!
ヤモリは、日本を含む世界中で見られる小型のトカゲの一種です。その名前の由来は、
「家を守る」と言われる縁起の良い生き物として知られています。
ヤモリの特性
【住む場所】
ヤモリは夜行性で、住宅の周りや窓、壁の近くに生息することが多いです。特に明かりに集まる虫を狙って、家の外壁や窓ガラスにいる姿をよく見かけます。
【活動時間】
主に夜間に活動し、日中は隙間や暗い場所に隠れて休んでいます。
【食べ物】
通常の条件下で、ヤモリは1~2週間程度食べ物がなくても生存できるとされています。
この期間を過ぎると、エネルギー不足から動きが鈍くなり、体力が著しく低下する。
ヤモリの侵入を防ぐには?
今回の件で我が家が学んだ「ヤモリの侵入を防ぐためにできること」は、
①出来るだけ、光を窓から漏らさない。
ヤモリの好む小さな虫を窓に寄せ付けないこと。
窓のからの明かりを外に漏らさないように、遮光カーテンを交換しました。
網戸には、虫よけ効果がある防虫スプレーを定期的に噴きかけておくこと。
防虫スプレー後は、小さな虫も気にならなくなりました!
②網戸はピタっと閉めておく
網戸を開けたら必ず、ピッタリと閉めておくこと。
その際、網戸と窓枠に隙間がないか?がたつきがないか?網戸に破れがないか?
定期的にチェックするようになりました。
少しで気になることがある時は、専門の業者さんに相談しましょう!
がたつきの調整や網戸交換は自分でもも簡単にできますので参考にしてみてください。
私でも出来ましたよ~!
まとめ
今回の「壁からトントン音がする事件」は、やもりが原因でした。
怪奇現象かと思って怯えていた日々が嘘のように、原因が分かると恐怖は安心に。
ヤモリの特性を知り、対策もバッチリできました!
もし自分で解決できない「音」の場合は、専門業者に依頼して調査されることを
おすすめします。
夜中の不気味な音に悩まされている方は、是非この記事が参考になれば嬉しいです。
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